乳ガン(乳頭パジェット病)の見分け方は?手術の経験お話しします!

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出典:www.e-youran.com

乳ガンの一種、乳頭パジェット病をご存じですか?皮膚炎と間違えられやすく、危険な乳ガンです。どんなときに、何科の病院にいけばいいか、経験をお話しします。乳頭パジェット病の発症の経緯と手術の経験のレポート、一度はご覧いただきたいピンクリボン運動ブログです。

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乳頭パジェット病ってなに?

乳頭パジェット病、という病気を聞いたことがありますか?

乳頭ページェット病ともいいます。

医師国家試験にもよく出題される、医師なら知っている病気らしいのですが、普段は聞き慣れないものです。

実は、乳頭以外にも発症することがあり、その場合は「乳頭外パジェット病」というそうです。

乳頭外パジェット病は、皮膚癌の一種だそうです。

でも、乳頭パジェット病は乳ガンの一種です。

乳ガン全体の0.5%と、大変珍しいガンなのですが、転移しやすい面倒なガンなんです。

本で調べると、乳管内ガン、または浸潤性乳ガンが「基礎疾患」としてある、と書いてあります。

もし、乳管・乳房内にガンがあっても症状がしこりが確認できるまでに時間がかかります。

むしろ、乳頭に異変が現れてくれた方が早く気づけるのかもしれませんね。

乳頭パジェット病の症状は?

乳頭がかさかさしたり、皮が剥けたりすること、たまにありますよね。

赤ちゃんを産んだことがある方は、お乳のようなもの(脂肪らしいです)が出てくることもあるそうです。

中には皮膚が炎症を起こしていることがありますが、すぐになくなるようなら問題ありません。

乳頭パジェット病の場合には、「びらん」と呼ばれる症状が出てきます。

はじめはちょこっとなのですが、赤くただれたようになり、やがて黒っぽいかさぶたができます。

このかさぶたが、なかなかとれません。

とれても、後が乾いていないんです。

赤くただれたようになったまま。

それを繰り返し、だんだんびらん状の部分が大きくなってきます。

かさぶたを無理に取ると痛いし、びらん状の所を触ると少し痛い感じがします。

この赤くただれ、黒っぽいかさぶたができて、なかなか治らない。

しかも、だんだん大きくなっていく。

筆者の場合、この症状が8ヶ月続いた段階で、やっとネットで調べて気づきました。

ただ、乳頭パジェット病自体の進行は、とてもゆっくりだそうです。

転移の可能性が怖いので、みつかったらすぐに治療をすることになります。

乳頭に症状が出たら、何科に行けばいいの?

前に述べたような症状が出たとき、多くの方が皮膚科を受診するそうです。

そこで、誤った診断を受けてしまうことがあるそうです。

医師は病気の知識を持っていますが、症例を重ねて治療していないなど、間違う可能性があってもしかたがない病気なのだそうです。

受診科は、乳腺外科です。

最近では、乳腺外科専門の病院も増えましたね。

「○○ブレストクリニック」というのがそうです。

専門医がいて、内装もパステルトーンのきれいな病院が多く、気兼ねなく受診できますよ。

筆者の場合はちょっと特殊でした。

じつは筆者は、19年前に右乳ガンを手術しています。

現在とは違い、ステージ1でも部分切除のほかに、脇下リンパ腺切除の手術を受けました。

その後、放射線治療とホルモン剤の投与を受けました。

その後、定期検診を続けて18年目までは何もありませんでした。

定期検診から3ヶ月ほどして、乳頭の異常が始まりました。

次の定期検診を前に、ネットでそれらしい症状がヒットしたので、別に予約を取って乳腺外科を受診しました。

もともとの乳ガンは、産婦人科から紹介を受けて乳腺外科を受診したところで見つかりました。

お近くの病院に乳腺外科がない場合は、産婦人科から総合病院を紹介していただくという方法もあります。

めったにない病気なので、専門の医師に見ていただく方が良いと思います。

ちなみに、19年経っていますので、再発ではないそうです。

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乳頭パジェット病の検査は?

乳頭パジェット病は、専門医が見ればすぐに分かるみたいです。

でも、確認のために「生体検査」を行います。

組織の一部を切り取って検査し、ガン細胞の有無を確認するわけです。

正直に言いますと、一連の治療の中でこの検査が一番痛かったです。

局部麻酔をするのですが、その注射が痛いです。

乳頭は敏感な部分なので、神経を直撃されちゃうんでしょうね。

その後の検査や治療は痛くありませんので、怖がらないで受診してくださいね。

もう一度言いますが、乳頭パジェット病自体はゆっくり進行するガンですが、たちの悪い腫瘍です。

前に述べたびらん状の皮膚症状が現れたら、必ず病院に行ってくださいね。

その後、1週間ほどで結果が出て、やはり乳頭パジェット病であることが確認されました。

即座に乳房全摘出の手術をすることに。

医師の指示です。

それ以外の治療法は、基本ないそうです。

希望がある場合は乳房再建手術をします。

筆者は希望しなかったので、きっぱり切除してしまいました。

手術の日をその場で決定し、逆算して検査の日を決めました。

2日ほど指定された日に病院に行き、手術のための肺活量の検査から、CTやMRIなどで全身のガンの有無を調べていただきました。

ほかに転移が無いことが確認できて、かえってほっとしました。

19年前に手術したときは、入院してからいろいろな検査をし、手術の日も入院してから決めたので、入院期間が長くなってしまいました。

現在は、入院期間ができるだけ短くなるように配慮するようですね。

手術当日でも良いと言われたのですが、手術の時間が早い場合に難しいので前日に入院しました。

乳頭パジェット病の手術は?

前に書いたとおり、乳頭パジェット病の場合、乳管内にガン細胞があることが多いので、基本全摘手術になります。

現在は歩けない患者さん以外は自分で手術室に行き、自分で手術台に上るんですよね。

手術台って思いの外狭いんですよね。

ドクターXとかで見ていますけど、手術台に注目したことはありませんものね。

付き添ってくれた家族によると、2時間もかからなかったようです。

私は意識が戻ってからがたいへんなタイプです。

全身麻酔って、体へのダメージが大きいんですね。

19年前も、今回も、次の日までの間気分が悪くて大変でした。

ここからはオフレコで(笑)

今回の手術は2回目なので、私もだいぶ落ち着いていました。

切除した胸の痛みも無く、手も動かせる状態でした。

夜になって、夜勤の看護師さんが来て、「痛み止め飲んでおきましょう。」ということで、強い鎮痛剤を飲んだのですが、これが良くなかったみたいで。

なんども嘔吐し、本当に気持ちが悪かったです。

全然痛みが無かったので、飲みたくなかったんですが、断り切れませんでした。

しかも、気分が悪い中、やっと眠れたと思うと、看護師さんの足音に起こされる。

しかも、いろいろとガサツ。

最悪の一夜でした。

事前に鎮痛剤が苦手なことや、音に敏感なことなどを伝えておくべきでしたね。

もし、これから全身麻酔を受けるようなことがあったら、忘れずに伝えておこうと思います。

その看護師さんにお会いしたのはその晩だけでした。

痛みは全く感じなかったので、鎮痛剤はその晩使ったきりでした。

次の日から食事も普通にでき、動くことができました。

手術後の廃液用のドレインが入っているので、それにだけ注意すれば、買い物にも行けました。

着替えもできます。

切り取った乳房内にガン細胞が無かったため、ドレインが抜けたら退院できます。

筆者の場合、入院2日目の朝9時から手術し、5日目の10時ごろにはドレインが抜けました。

医師に「今すぐ帰っても良いですよ」と言われたのですが。

以前手術したときは、ドレインを抜いた後を一針縫ったのですが、今回は縫わなかったので、少し出血がありました。

その日に帰らなくて良かったと思います(笑)

次の日に退院しました。

糸は体内に吸収されるので、抜糸の必要もありません。

1週間後に通院、1ヶ月後に通院、その後は半年後に通院し、もう一度半年後に通院したら、たぶん1年おきに通院すれば良いようになると思います。

筆者の場合、19年前に脇下リンパ節の郭清(とってしまうこと)をしていたので、リハビリの必要はありませんでしたが、脇下リンパ節郭清をした場合はリハビリが必要です。

筆者の時は抜糸まで入院していたので、看護学生さんにコーチしてもらえてなんとかリハビリが進みましたが、「ぱりぱり」という感じがしてなかなか腕が上げられませんでした。

今となっては、大丈夫ですよ、と言えるんですが。

ちなみに、腕をあげるリハビリが重要なのは、自分に何かあったとき、ためらわずに自分の身を守れるようにしておくためだそうですよ。

乳房再建手術をする場合は、入院期間が長くなります。

そのあたりは、別記事を書いています。

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どんな人が乳頭パジェット病になりやすいの?

19年前に、標準的な罹患年齢よりかなり早く乳ガンになった筆者。

初潮年齢が10歳で、子どもを1人しか産んでいません。

乳ガンになりやすい人は、初潮が早く、子どもを生んでいないか少ない人。

家族にガンの罹患歴がある場合はなおさらです。

乳頭パジェット病と前の乳ガンに直接の関係はありませんが、乳ガンになりやすい体質であったのは間違いありません。

乳頭パジェット病にかかりやすいのは、閉経後の女性だそうです。

生理の回数が多い方が乳ガンになりやすいのに、乳頭パジェット病は生理がなくなってからかかりやすくなるなんて、なんだか理不尽です。

乳ガンそのものの発生率も、中高年の方が多いのですが。

ただ、若い方に絶対無いというものではありませんので、乳頭の異常にはご注意ください。

ネットの質問サイトでは、10代の方がパジェット病らしき症状で悩んでいるというのがふくすうありました。

また、「初期ガンは痛くない」と思い込んでいる人も多いようですが、乳頭パジェット病の場合、ステージ0でもびらんしていますから、さわると痛いです。

知っておいてくださいね。

忙しい女性ほど気をつけて欲しい乳ガンの話 まとめ

  • 乳頭パジェット病は、レアだがたちの悪い乳ガンの一種だ。
  • 乳頭にびらんができ、黒いかさぶたになって治りにくい場合は、乳腺外科を受診すべきだ。
  • 普通の乳ガンほど進行が速くないので、「忙しいから後でいいや」と思っていると転移してしまうことがあるので、注意が必要だ。
  • 乳房を全摘しても、再建することが可能だ。

日本人の乳ガン検診の受診率は、先進国でも最低レベルです。

ちょっとお金がかかりますが、検診を受けてください。

職場でも特別休暇を取れるところが多くなってきています。

若くて乳腺が密な方は、マンモグラフィーではなく超音波検査で診てもらえますので、痛くありませんよ。

乳ガンに関しての記事をもう一つ書いています。

ご覧いただけると幸いです。

乳ガン検診・検査の料金とタイミング!経験者だから分かること。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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