東京五輪ボランティア応募8万人超外国人が44%、応募が難しすぎる?

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出典:東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会公式HP

東京五輪のボランティア、現在も募集中です。現在応募しているのは8万人を超える一方で、その44%が外国人だということです。ボランティア募集ページが分かりにくい!ということで、多くの改善を求める声が上がっていた東京五輪ボランティア。今、どんな状況なのでしょうか。

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ボランティア概要

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会公式HPによると、


大会ボランティアは、競技が行われる会場や選手の生活ベースとなる選手村、その他大会関連施設等で、観客サービスや競技運営のサポート、メディアのサポート等、大会運営に直接携わる活動をします。
人数は目安で、大会運営の準備状況等により変更となる可能性があります。
応募する際に、希望する活動分野を最大3つまで選択することができます。ただし、必ずしも希望どおりになるわけではありませんので、ご了承ください。
活動分野は複数の活動が組み合わさった記述です。そのうち一部の活動を行います。

ということです。なんだかよく分からない、という意見が多数です。特に最後の2文がちょっとわかりにくいですね。

HPには、10の分野が挙げられています。分野ごとの募集人数を合計すると、66000人~94000人と、かなり幅があります。全体で80000人募集、ということなので、場合によっては希望通りにならないこともあるようです。

ボランティアに応募すると、かなりの日数のミーティング、研修が課されます。公式HPには次のように記されています。

2018年9月26日~12月21日17時 応募登録
2019年1月~7月頃 期間中順次、オリエンテーション(説明会・面談等)のお知らせ受取
2019年2月~ 期間中順次、オリエンテーション参加
2019年9月~ 期間中順次、研修のお知らせ受取
2019年10月~ 共通研修参加
2020年3月~ 役割・会場のお知らせ受取
2020年4月~ 役割別・リーダーシップ研修参加
2020年5月~ ユニフォーム等受取
2020年6月~ 会場別研修参加

東京2020ボランティア 宿泊費や交通費のほとんどが自分持ち!

「ボランティア」ですから無償なのは当然かもしれません。ユニフォーム等は支給されるのでしょうが、明らかに地方にお住まいの方が参加しにくい条件ですね。

懸念されるのは、大学生が「ボランティア必修」的な流れになることです。参加できるのは「2002年4月1日以前に生まれた方」とされているので、中高生は不可能です。(別の参加の仕方を検討中と言うことです。)就活の中で、「ボランティアやってた?」が常套句になるのでは?(特に開催地に近い学生さんたち)

活動は、2020年5月以降で、10日以上。休憩・待機時間を含み、1日8時間程度の活動をすることになります。

問題なのは、交通費です。1日1000円のプリペイドカード。それだけなのが話題になりました。例えば、10日間続けて東京で活動する場合、地方から参加するにはお金がかかります。また、毎日ある程度の距離を通おうと思っている方も、金銭的負担がある上に、懸念されている交通渋滞など、不安材料が尽きません。

ブラック批判が相次いだ結果、結局活動期間は「10日以上を基本」とする一方、「連続での活動は5日以内を基本」「都合により10日を下回る場合もある」とし、柔軟な対応がとられることになりました。。また交通費については、自宅や宿泊先から会場までの一定程度支給されることが決まったそうです。

東京2020 現在の応募状況は?

2018年11月21日の静岡新聞スポーツによると、

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、大会ボランティアの応募手続きを完了した人が20日午前9時時点で目標の8万人を超え、8万1035人となったと発表した。日本国籍以外の人の割合が44%に上った。インターネットでの受け付けは12月21日午後5時に締め切る。
 組織委によると、過去大会では実際に採用されたボランティアのうち外国人は10%以下のことが多いという。武藤敏郎事務総長は「予想以上」とし「日本語が不自由だと、十分に活動できるかというのは現実問題としてあると思う」と述べ、活動分野などで配慮が必要との考えを示した。

東京五輪・パラリンピックのボランティア参加を呼び掛けるチラシ=9月、東京・新宿駅
東京五輪・パラリンピックのボランティア参加を呼び掛けるチラシ=9月、東京・新宿駅
出典:静岡新聞スポーツ

ボランティア募集要項によると、応募できるのは「活動期間中において、日本国籍又は日本に滞在する在留資格を有する方」というのですが、44%が外国人というのは、なんだか複雑な思いがあります。

引用文にもあるように、語学力の問題があるかもしれませんが、かえって英語や他の言語が使えるほうが都合が良いのかもしれません。しかし、東京2020にあれほど沸き立った日本人が、なぜボランティアに応募していないのでしょうか。

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東京2020 ボランティア応募が面倒すぎる!

前に述べたように、学業や仕事を休んで参加するのに持ち出しのお金が必要になるというのもひとつの理由でしょう。けれども、それ以上に問題だと言われているのが、応募フォームの分かりづらさです。

母が東京五輪ボランティアに申し込むというので、登録作業をお手伝いしましたが、まぁまぁややこしかった(~_~;)
PCに慣れてない人は登録段階でつまづきそう 笑— 紗歩里 (@ssssssssssaorin) 2018年10月29日

筆者は仕事を休めないのでボランティアに行けませんが、応募要項を見てみました。8ページにわたるPDFファイルの「入力マニュアル」に、まずゲンナリしました。さらに応募の仕方の動画が2本貼られています。さらに、入力に30分かかることにもちょっと引きました。

さらに、「アクセシビリティ対応が不十分であったため、本日10月30日(火)9時から、応募フォームへの入力サポート対応を開始しましたのでお知らせします。」オリンピック・パラリンピックのボランティアなのに、対応が遅くないですか?とどめが、「フィッシング等の不正なサイトにご注意ください」。なんだか不安になります。

この応募フォームへの批判をかなり聞きました。webサイトでしてはいけないことを全部やってる、クライアントに「悪い例」として伝えられる、これ以上ない完璧な見本だと書かれている方もいらっしゃいました。特に改善されることがなく、いつのまにか予定の人員を超えてしまいました。一方、都市ボランティアである東京都のボランティア応募は、きわめてシンプルなもので、「書類審査」により参加の可否が決まるそうです。なんだか不安を感じるのは筆者だけでしょうか。

東京2020ボランティアまとめ

今回のボランティアでは、医療関係者のボランティアが無償であることも問題視されています。

開催中、選手村に「ポリクリニック」と呼ばれる総合診療所が開設されます。内科、整形外科、 歯科などの各診療科、調剤薬局が配置され、そこに詰める医療スタッフの大半が無償ボランティアになるそうです。 医療スタッフは延べ数千人体制になるということです。

一説には、歯科が一番忙しくなるそうです。途上国や歯科受診に保険が利かない国の代表選手が、ここぞとばかりに虫歯治療に訪れるのだとか。

東京オリンピックの開催費は数兆円規模に膨れ上がり、大会組織委員会が多くの企業から莫大なスポンサーマネーを集めています。莫大な放映権料を支払って中継するテレビ局や、新聞を含めた大手メディアにとってもオリンピックは「お金がもうかるコンテンツ」です。組織委員会の理事たちも多額の報酬があり、大手広告代理店も直接的、間接的に巨額の利益を得ることになります。

一方で、東京都が募集する都市ボランティアも含めれば、11万人もの人たちに無償の労働ばかりか経済的負担を求めるというのは、バランスを欠くと思います。

指定都市以外での最後の開催となる東京2020、いたずらに不安材料を残すことがないような大会運営を期待したいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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